真の幸せとはなんでしょうか。幸せと言っても、何をもって幸せなのか、なかなか難しい問題ではないでしょうか。それこそ、人それぞれ十人十色、千差万別であるかもしれません。
何かを求め、得ようとするのであれば、何であれ最初は〝道しるべ〟があった方がありがたいと思われるでしょう。
例えば、見知らぬ土地を旅するときには地図やガイドブックを持っていく場合が多いのではないでしょうか。聖書とは真の幸せを得るための地図のようなものであると言えるかもしれません。
日々の仕事のこと、家庭のことなどで困難にぶつかったとき、あるいは「良かったな・うまくいったな」と思ったとき、ふと聖書をひもといてみると、何かヒントが隠されているかもしれません。
聖書は「旧約聖書」が今から約3000~2000年前に、「新約聖書」は2000年前から100年ほどの間で大部分が書かれたと伝えられています。
今聖書はカトリック・プロテスタント諸教会の区別なく「新共同訳」として翻訳がなされ、国や民族の壁を超えて多くの人に読み継がれ、人類の歴史上最大のベストセラーと言われています。
これは、本当の幸せを求め、人生を豊かに生きるためのヒントを、時代を超え、民族を超えて多くの人々が聖書の中に見出して来たものと確信します。
◆聖書の構成
聖書は大別すると「旧約聖書」と「新約聖書」とに分けられます。
「旧約聖書」
全能の神とイスラエル人の交流の歴史がさまざまな物語や詩とともに構成されています。
アダムとエバ、ノアの箱舟、バベルの塔、モーセの十戒、ダビデ王とソロモン王・・・などなど一度は耳にしたことがある物語や人物が登場します。
キリスト教のみならず、ユダヤ教、イスラム教の聖典となっています。
「新約聖書」
神の子イエス・キリストの生涯とその教え、弟子たちの書簡から構成されており、キリスト教の聖典となっています。
聖書にはどんなことがつづられているのか、関心をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。カトリック松山教会ではご希望に応じて随時聖書講座を行っています。